1年間で、9kg痩せることができました。
身長163cm、30代前半男性の記録です。
私の身長における標準体重は58.5なので、ようやく標準に近づいているだけなのですが…
※標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22で計算
痩せるためにこの1年やってきたことは色々あります。
食生活改善、軽い筋トレ、有酸素運動…
ですが今回のダイエットにおいて、私が毎日必ず続けると決めた習慣は、「1日1回体重計に乗る」ということだけです。
しかも今回のダイエットは、「痩せられたからダイエット終わり。痩せる前の食生活に逆戻り」とはならず、9kg痩せた今でも毎日の食生活や運動習慣を常に気にかけられるようになりました。
短期間で一気に成果を出すダイエットと違って、継続することが苦に感じないからです。
- ダイエット成功経験はあるがリバウンドしてしまった
- 昔は短期集中で痩せられたが、同じやり方をしても痩せられなくなった
- 体重と一緒に筋肉も落ち代謝が下がってしまった
- 体重を落とすだけでなく、食生活などの太る要因を改善したい
- 体重を記録するのが面倒で挫折した
こんな方に、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
体重計に乗り続けると実感できる変化
体重計に乗るだけで痩せる。
これにはちゃんと根拠となる研究結果があるようです。
アメリカのとある大学を含む研究チームの調査によると、6ヶ月間毎日体重を測定し続けた人(被験者47人中24人)は、測定していなかった人たちに比べて平均6kg程度多く減量できていたことがわかったそうです。
さらに、毎日体重を測定し続けた人たちの方が、体重測定と一緒に実施していた「運動や食事に関するアンケート」に積極的に取り組めていたとのこと。
正直、初めて聞いた時は半信半疑でした。
ですが自分で実際に体重計に乗り続けてみると、明らかな変化が起きました。
毎日の計測で意識が変わる
体重計に乗り続けることで、体重の変化に敏感になります。
体重計に乗り始めた直後は「昨日より500g減った!」「昨晩食べすぎたから800g増えてる!」といった感じで、誤差レベルの数値の変化に一喜一憂するだけでした。
それでも客観的に数字を追い続けていると、体重の変化量だけでなく、その日の体調や食事・運動量などに目を向けるようになっていきます。
毎日体重と向き合うことで意識が変わり、自然と生活習慣について考える時間が増えていくようになりました。
体重を測る機会は年一回の健康診断の時だけ、という方意外に多いのではないでしょうか。
健康診断の直後は危機感を感じても、年一回の測定だけだとすぐに忘れてしまいますよね。体重計に毎日乗ると、毎日危機感を感じることができます。笑
そうすることで、自分が痩せない理由に正面から対峙できるようになります。
ただ、体重の増減を過剰に気にする必要はありません。
重要なのは測定結果ではなく、体重の推移や生活習慣に今後目を向けていけるようになること。
長期的に効果が出せれば良いので、データを蓄積することだけ意識すれば大丈夫です。
意識が変わると行動が変わる
体重と毎日向き合い意識が変わることで、普段の生活や行動も徐々に変わります。
私はラーメンが大好きで、痩せる前は仕事終わりに少なくとも週3回、多い時は週6回以上ラーメン屋に通っていました。今思うとなかなかゾッとする食生活を送っていたなと思います。
ですが体重計に乗り続けることで、ラーメン屋に行く回数を減らせました。
最初は、ラーメン屋に行く回数を一気に減らすのではなく、「大盛りをやめる」「夜は避けて昼にのみ行くようにする」程度の小さな習慣から始まりました。
すると自然とラーメン屋に行く回数が減っていき、2ヶ月くらいすると週1回行くだけで十分満足できるようになりました。
他にも、様々な変化が。
- 朝食が「惣菜パン」から「プロテイン&ヨーグルト」へ
- 運動習慣が「週ゼロ回」から「最低週3回はランニング」へ
- 最寄駅まで行く手段が「バスで5分」から「徒歩20分」へ
- 間食が「スナック菓子・洋生菓子」から「ナッツ・高カカオチョコ」へ
- 夕食が「主食(米・麺)たっぷり」から「おかず・サラダがメイン」へ
この変化が本当に健康的かどうかはさておき、体重計に乗るようになる前から考えたら信じられない変化です。
これらはダイエット開始時から全て実践していたわけではありません。
毎日の体重の変化を追うことで徐々に意識が変わっていき、試行錯誤が積み重なった結果です。
習慣1つ1つはささやかなものでも、複数の習慣があわさって積み重ねると、体重もどんどん落ちてくれました。
データの蓄積が、モチベーションをあげてくれる
意識や行動が変わると書きましたが、体重計を買った瞬間にいきなり変わる方は正直少ないと思います。
短期集中ダイエットのようにすぐ効果が出る習慣ではないので、最初は日々の結果に一喜一憂するだけで、体重計に乗り続けることに意味を見出せないかもしれません。
食生活や運動の習慣改善も、苦痛に感じられると思います。
しかし毎日のデータが蓄積され、点が線になることで、「体の変化」が見える化されます。
こちら、私が体重計に乗り始めて最初の1ヶ月の測定記録です。
この1ヶ月間は、正直ほとんど痩せれていないと思います。
それでも1ヶ月、2ヶ月分とデータが蓄積されていくと、「データを振り返る楽しさ」「今まで積み重ねた小さな習慣が形になって現れた達成感」を感じることができました!
これが、本当に大きなモチベーションUPにつながります。
すると、自分でも驚くくらい「意識の変化」「行動の変化」が加速しました。
絶対抜け出せないだろうと思っていた「ラーメン屋通い生活」も改善する気になり、ラーメン屋に行く回数を減らすことが「苦痛」ではなく「達成感」を感じられるようになりました。
ダイエットに取り組む多くの方にとって、何かしらの習慣を「継続」することは大きな障壁となることが多いと思います。それが「楽しみ」に変わる。
これこそが、体重計に乗るだけダイエットの最大の恩恵だと感じられました。
体重計はデータ自動転送・グラフ化できるものを選ぶ
ここからは、おすすめの体重計についてのお話です。
スマホのアプリなどへ測定データを自動転送してくれる機能に対応したものを買うと、毎日自分で記録をつけなくても勝手にグラフ化してくれます。
普通の体重計より数千円高くはなりますが、この機能があるモデルを強くお勧めします。
私が使用しているのはオムロンの体重・体組成計です。
「OMRON connect」というアプリに対応しており、Bluetoothでスマホにデータを転送してくれます。
本記事冒頭にある私の体重記録も、「OMRON connect」アプリの画面です。
オムロン以外にも、データ転送・グラフ化機能に対応した体重計が存在します。
「体重計 スマホ 自動転送」などで検索すると、タニタなど他メーカーのものもヒットするので、気になる方はぜひ調べてみてください。
自動転送・グラフ化機能がない体重計を買う場合は、モチベーションUPのためにご自身で測定データの記録やグラフ作成をぜひ行ってください。
几帳面な方だと記録は苦にならないかもしれませんが、何かを習慣化する際は少しでもハードルを下げることが重要かと思いますので、自信のない方はぜひ自動転送・グラフ化機能付きを検討してみてください。
乗るだけでデータが蓄積されるの、楽しいですよ。
短期間集中型ダイエットのサイクルから抜け出そう
「1年間で-9kg痩せた程度じゃ、たいした成果じゃないんじゃない?」と思うかもしれません。
私も20代の頃は2ヶ月間で一気に8kg痩せるなどして、周りを驚かせることができました。
そんな経験があったからこそ、「その気になればすぐに痩せられる」と思ってしまいました。
ですがいざダイエットを再開すると、以前成功したときのようにすぐ結果が出ず、ストイックな制限や習慣を長期間続けることが苦痛で全然痩せられなくなってしまいました。
一気に痩せられても、太っていた頃の習慣に戻ってしまえば永遠に痩せて太っての繰り返しです。
しかも痩せた時に代謝も落としてしまうと、同じやり方は通用しなくなるかもしれません。
体にも精神にも負担の大きい短期集中ダイエットは卒業し、「毎日体重計に乗る」という小さな習慣を積み重ねながら自分の体重と向き合い続けることを始めてみませんか。
短期間集中型ダイエットの繰り返しに終止符を打ちたい。
体にいい習慣を取り入れて継続させたい。
そう思われている方に少しでも参考となれば嬉しいです!
私の生活習慣改善もまだまだ序盤です。
どうにか脂肪をある程度落とせたので、今後は筋トレで代謝をあげて太りにくい体を目指すことをより意識するつもりです。
筋トレについても、今後ブログで書いていきたいと思っています。
ひきつづきよろしくおねがいします!